AMP for Emailって何?これまでのメールとの違いやメリット・デメリット

AMP for EmailとはWebサイトのような動的な画面をEmail画面上で表示する事ができるようにした技術のことを指します。もともとAMP(Accelerated Mobile Pages)とはGoogleが中心になって開発された技術で、スマートフォンでWebサイトを高速に表示するために現在も利用されています。AMP for EmailはこのAMPの技術をEmailでも使用できるように拡張されたもので、すでにウェブサイト用に用いられている文法で動的な画面を簡単に作成することができます。

AMP for Emailを使うとこれまでただの連絡方法だったメールという機能をウェブサイトの様な、よりインタラクティブで、より表現豊かなものに変えることができます。現状、AMP for EmailはGmailでのみ受け取り可能ですが、その他のメールプロバイダやメールクライアントも順次対応を表明しています。

AMP for Emailのメリット・デメリット

AMPを利用して作成されたEmailの例。

このデモではメール画面上でユーザーインプットを受け取り、ウェブ画面のように動的に画面表示を変更しています。また、選択された項目はAjaxリクエストでサーバーに送信され、サーバー側で保存されています。

これまではメールを通してユーザーとのコミュニケーションを取る際には、まずユーザーをサーバーに誘導して、サーバー上で操作して貰う必要がありました。しかし、AMP for Emailではメール上でユーザーに操作してもらうことで、サーバーに訪問してもらう手間を省くことができます。

このデモから分かる通り簡単な操作であればユーザーをサーバーにリダイレクトさせる必要がなくなり、利用者にとってはより快適な環境になります。また、サイト運営者にとっても利用者がより簡単にレスポンスを返せるようになったことでユーザーの応答率の向上が期待できます。

一方、AMP for Emailを使用することでメールはより複雑になり、それに伴いエンジニアの対応する範囲も広がります。これまではメールは静的なコンテンツだったため、表示に不具合が出ることは少かったですが、AMPにより動的なメールを導入するとテスト漏れ等による不具合が出るケースが増えていくことは間違いないでしょう。また、AMP版のメールではパーソナライズされたデータの受け渡しも可能となるため、他人の情報が間違って送られるなどのセキュリティーの懸念も想定されます。

AMPのEmailテンプレートを準備

AMP for Emailを送信するには独自のEmailテンプレートを作成する必要があります。この部分を説明すると長くなるため、AMP for Emailの実装部分についてはこの記事では割愛します。実装の詳細について知りたい方は以下の記事を御覧ください。

AMP for Emailの実装方法をわかりやすく説明

公式ドキュメント(英語)
AMP for Email

GoogleへのAMPメール利用者申請

AMP for Emailを利用するにはGoogleに利用申請を行い、審査を受ける必要があります。
審査は以下の項目を基準に行われるため、事前に準備しておく必要があります。

申請ガイドライン(英語)

審査要件を以下の記事にまとめましたので、興味のあるかたはこちらを御覧ください。

AMP for Emailの導入方法&利用申請方法をわかりやすく説明

参考

ドキュメント(英語)
https://developers.google.com/gmail/ampemail/register

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